こんにちは、白谷工房スタッフのAikaです。
みなさん、お花見はされましたか?
白谷工房がある日南町は今ちょうど桜の見ごろを迎えています。
そこで今回は、桜に関する本をご紹介します。
『桜守のはなし』 佐野藤右衛門 作 / 講談社

みなさんは、「桜守」という言葉を聞いたことがありますか?
桜守とは、その漢字のとおり桜を守り育てる人のこと。
著書の佐野藤右衛門さんは、京都の植藤造園の16代目です。
本の中では、佐野さんが日本全国を飛び回り、桜の手当てをしたり新種を探したりする仕事の様子が描かれています。
普段私たちが桜を意識して見るのは花びらが満開の春ではないでしょうか。
しかし佐野さん曰く、桜守の仕事は桜が散って芽が出てからが1年の始まりなのだそうです。
1年をかけて愛情たっぷりに桜の守をする、でも、かまいすぎもだめなのだとか。
何気なく見ている桜の知らない知識が盛りだくさんの1冊です。
驚いたのは、そもそも種から育つ桜はたったの3種だということ。
山桜、大島桜、彼岸桜です。
この3種がいろいろな桜の品種のもとになっています。
そして、桜の種類はわかっているだけで300種類以上もあるのだそうです。
まだまだ新しい品種が発見される可能性があるそうで、わくわくしますね。
ちなみに白谷工房のある鳥取県でも、新種が見つかった記録があるんですよ。
本の最後で、佐野さんはこうおっしゃっています。
「桜は守り、そだて、継いでやらな、絶えてしまう木なんです。
守るといっても保護するわけやない。
ちょっと手をそえてやるぐらいでええんですわ。
家族をみるのとおなじです。
たいせつなのは見守る、ということです。」
この言葉、子育て真っ最中の身として、なんだか子育てにも通ずるなと心に響きました。
そんな佐野さんの思いのつまった1冊を読んで、桜を眺めてみてはいかがでしょうか。
それでは最後に、日南町の桜の写真をお届けして締めたいと思います。


