こんにちは、スタッフのNANAです。
お正月はいかがお過ごしでしたか? ごちそうを食べたり初詣に出かけたり、楽しい時間はあっという間ですね~
新しい年に良いスタートができるよう、身の回りの物を新調した方も多いのではないでしょうか?
それにちなみまして、今回は木材で作られた生活に身近な物についてご紹介いたします。
わたしにとっての身近な木でできた生活用品といえば、木のスプーンや器、お箸などです。
お正月中は割りばしを使う機会が多くありました。
「使い捨てでもったいないなぁ。」と思っていましたが、割りばしの多くは杉の間伐材や製材の際にできた端材が原材料のようです。
自然の素材ですから廃棄しても環境に優しく、すばらしい有効利用ですね。
一方、高級なお箸に用いられる材にコクタン〈黒檀〉があります。
油分があるので水に強く、硬質で耐朽性に優れているだけではなく、見た目に重厚感があり美しい木材です。
一般的にコクタンと呼ばれるものには、いくつもの種類があります。アオコクタン、シマコクタン、マグロ、カマゴン、など。
その中でも東アジアで産出されるホンコクタン〈本黒檀〉がコクタンの中でもランクが高いとされています。
現在は伐採禁止のため手に入りにくい材です。
他に高級箸の材料に使われているものにはシタン〈紫檀〉があります。
ローズウッドの仲間でコクタンよりも少し硬く、古さと色味によって3つのタイプに分けられます。
古渡紫檀(こわたりしたん):濃い紫色
中渡紫檀(なかわたりしたん):深みのある濃い茶色
新渡紫檀(しんとしたん):オレンジ色が強い
高級箸に限らず木材などの天然素材で作られたお箸、スプーンや器は暖かみがあって愛着が湧くものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。