こんにちは。白谷工房スタッフYUKINOです。
最近は暖かくなり、工房の周りもだいぶ春めいてきました。
以前の植林に引き続き今回は「下刈りと枝打ち」について調べてみました。
「下刈り」とは苗木を植栽した後、木の生育を促すために下層部分の雑草などを刈り取る作業を指します。
苗木は基本的に土壌条件や気候条件の良い場所に植栽されますが、その場所は植栽した植物以外の雑草や、雑木によっても成長しやすい環境でもあります。
そのため植栽木が雑草や雑木などに負けないように、植栽をして最初の年から5年、長くて10年ぐらいの間は年に一度下刈りを実施して、植栽木が健やかに育つように手をかけてあげるのだそうです。
次に「枝打ち」についてです。
価値のある材木は無節といって節のないものが良いとされています。
この無節の材木を作るために、余分な枝や枯れた枝を切り落とす作業を「枝打ち」といいます。
枝打ちを行うと、無節の材を作ることができるほか、病気や害虫、森林火災からも木を守ることができます。
丁寧な枝打ちを行うと、年輪の美しい材の生産につながるほか、近年ではスギやヒノキの枝打ちを実施することで花粉の飛散を減少させる効果もあるそうです。