お久しぶりでございます。
スタッフのharuです(*^-^*)今回からY改めharuで投稿させていただきたいと思います。m(_ _”m)
今年はまれにみる暖冬でしたね💦
雪が降らないと生活しやすい面もありますが、季節を感じにくいなと思いつつ、降ったら降ったでたいへんなこともあります⛄
自分はなんとわがままな人間だと思いました...(笑)
そんなこんな過ごしていましたら!!あっという間に三月(*^-^*)
水仙や梅の花が咲き、白谷工房のある日南町にも少しづつ春が訪れていますよ🌼🌼🌼
巷で話題の流行病が心配ではありますが、花がほころぶのを見てほっこりしたいですね✨
さてさて、今回のテーマは針葉樹と広葉樹の違いpart2です。(part1は10/31の投稿をご覧ください)
~性質の違い~
針葉樹と広葉樹は、木材にしたときの性質も違います。
日本では、比較的速く成長する針葉樹。木材は軽くなります。
広葉樹はどちらかというとゆっくり成長するものが多いので、材質が緻密になって重たくなります。
ここで、木材の重さを表す「比重」を白谷工房で使用している樹種で比べてみましょう。
〈針葉樹〉 〈広葉樹〉
杉(スギ)0.30~0.45 チンチャン0.94~1.04
桧(ヒノキ)0.34~0.54 栗(クリ)0.60
檜葉(ヒバ・アスナロ)0.37~0.52 欅(ケヤキ)0.47~0.84
栂(ツガ)0.45~0.60 椈(ブナ)0.50~0.75
こうして比べてみると、おおむね針葉樹のほうが軽いですね。比重の最小値で比べてみると、倍半分以上違うものもありますね( ゚Д゚)
針葉樹と広葉樹の比重に、これほどの違いが出るのはなぜでしょう??…それは「成長の速さ」に違いがあるからだそうです(^^♪
成長の早い針葉樹は軽く、ゆっくり育つ広葉樹は重い・・・あくまで、傾向があるということなので例外もあります。
たとえば、桐たんすや桐下駄の材料になるキリの木はものすごく成長が速いため、国産の木の中では最も軽い木(比重0.19~0.40)です。
また、木は育った環境によって成長スピードも違いますし、同じ木でも材質がばらつきます。
針葉樹でも屋久杉のようにゆっくり育った木は、とても重たくなります。
ですので、あくまで傾向だそうです。
~細胞の違い~
広葉樹と針葉樹の細胞の違いを知っていただくには・・・写真が一番!!
じゃじゃ~ん‼ そうです、一目瞭然、年輪の違いです。
むか~し、小学生の時に理科の授業で習った「道管」を思い出してください(^^♪
水を吸い上げる木の細胞として、針葉樹の細胞には「仮道管」しかありませんが、広葉樹には「仮道管」「道管」の両方があります。
道管は仮道管よりも太く、物によっては肉眼で見ても違いが分かるほどで、この細胞の違いによって、針葉樹と広葉樹では見た目の「年輪」の様子も違ってきます。
針葉樹の年輪は、仮道管でできていて、春には勢いよく成長して大きくて太い細胞が生まれ(夏目)、成長が遅い冬には小さく緻密な細胞が作られます(冬目)。この細胞の大きさの差が年輪となって現れるため、違いがくっきりとわかりやすい年輪になります。
…きっとこの道管の違いも、比重の違いにかかわっているんでしょうね( ..)φメモメモ
いっぽう、広葉樹も季節による成長の違いはありますが、仮道管に加えて道管の配列によって、さまざまな年輪を作ります。
くっきりと年輪が見えるケヤキのような木もあれば、道管が散らばっていて年輪があまり見えないホウなどの木もあり、いろんな樹木があります。
~色の違い~
最後に、木材にしたときの色の違いについて見てみましょう( *´艸`)
針葉樹の木材の色は、白、黄、赤、茶系の明るい色が多くなっています。
たとえば、ヒノキのように白~ピンクの肌をしているもの、スギのように芯が赤っぽいもの、コウヤマキのように黄金のような色などがあります。
広葉樹の木材は、とってもカラフルです。
灰色がかった色のナラや、赤~ピンクのサクラ、黄色っぽい茶色のクリといった木が、フローリングなどの建材としても人気です。
変わった物では、うぐいす色(緑系)のホウ、真っ黄色のウルシ、さらに海外の木では鮮やかな紫色のパープルハートなど、まるで彩色したように、とってもカラフルな色をしています。これらは、 白谷工房のアクセサリーにも使用していますよ(*^^)v
2種類のピアスの写真だけを見ても、天然の無垢の木材の色とは思えないほどカラフルです♡♡♡
(商品に使用している木材の種類はいつも同じではなく、変化がありますので予めご了承くださいませ。)
商品の詳細は当ホームページの商品一覧でご覧くださいね。
では今回は、針葉樹と広葉樹の違いpart2、性質、細胞、色の違いをご紹介いたしました!
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
See you next time(*^^)v