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2026.08.08

榎のはなし

榎のはなし

こんにちは、白谷工房スタッフnanaです。

みなさんは「えのき」と聞いて何を思い浮かべますか?多くの人が白い食用のキノコ(エノキタケ)を想像するかもしれません。でも実は、その名前の由来になった「榎エノキ」という立派な樹木があるのをご存知でしょうか。今回は、日本の自然や歴史に深く関わっている「エノキの木」について調べてみました。

榎(えのき)は、日本全国の神社や公園、里山などでよく見られる落葉高木です。若い時の成長が非常に早いため、すぐに高さ20メートルを超える大木になり、大きく枝を広げて立派な木陰を作ります。漢字で「榎」と書くのは、暑い日に涼しい木陰を作ってくれることから、この文字があてられたと言われています。また小鳥が好んで実を食べることから「餌の木(えのき)」が転じたという説もあります。

 

【国蝶:オオムラサキの幼虫】

 

榎は寿命が長く大きく育つため、古くから人々の暮らしの目印になっていました。江戸時代には、街道の距離の目印となる

「一里塚」に目印として植えられたことでも有名です。また、「縁結び」や「縁切り」のご神木として、多くの神社で大切に祀られています。

榎は沢山の生き物が集まる憩いの場でもあります。秋になると小さな実をつけ、野鳥たちの餌になります。さらに、日本の国蝶である「オオムラサキ」や「ゴマダラ」の幼虫が葉を食べて育つ木としても知られており、自然の生態系になくてはならない存在です。

また、私たちが普段食べているキノコ「エノキタケ」実は、野生の「エノキタケ」が榎の枯れ木によく生えることからその名前がつきました。お鍋や炒め物でおなじみのキノコは、この身近な大木からお裾分けしてもらったものだったのですね。

 

普段何気なく通り過ぎている公園や神社の木が、実は歴史ある榎かもしれません。見かけた際は、ぜひその木陰で一休みして集まる鳥たちを観察してみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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