こんにちは、スタッフのNANAです。白谷工房ホームページをご覧いただきありがとうございます。
白谷工房の作品づくりに欠かせないもの、それは役目を終えた木。一般に廃材と呼ばれる木です。
木が命を終えるのは外的要因が主だと聞きました。困難を乗り越え生きる木がないか気になり長寿の木を調べてみました。
すると、驚きの樹齢の木をみつけました!
<9550歳のトウヒ>
この高さ約5メートルの古いヨーロッパトウヒ(マツ科の常緑針葉樹)は、低木が広がるスウェーデンのフルフジェーレット山脈にあるそうです。
なんだか、、、イメージと違いませんか? 私はもっと大きな大きな木だと思っていました。
スカンジナビアから氷河が後退して間もない頃に根付き、厳しいツンドラ気候によって低木だったのですが、過去100年で気候が暖かくなったことから
成長したそうです。
では何故、この頼りなげなトウヒは9550年もの長い間生き続ける事ができたのでしょう? 長寿の秘訣は、根のクローンシステムにあるとされています。
木の幹には600年程度の寿命があります、幹が死滅するとともに若枝を出すことで生きながらえてきました。
クローンシステムというと、冷たい感じですよね…。
「子孫が繋いでいってるみたいだなぁ。」と私は感じました。
<5000歳のブリストルコーン・パイン>
根ではなく地上に見えている木として樹齢が確認できている中で最古のものは、カリフォルニア州ホワイトマウンテンにあるブリストルコーン・パインの木です。
ホワイトマウンテンは寒く降水量も少ないため植物には厳しい環境です。しかしそれがかえって、ライバルの少ないブリストルコーン・パインの楽園を作ったそうです。
周囲の栄養を独占できる上に、山火事の可能性も少なくなります。実際ホワイトマウンテンでは植物にとって環境が厳しい高い標高の場所ほど古い木が多いのだそうです。
人も厳しい環境にあってもたくましく、そして人らしく楽しんで生きていけたらいいですよね~
さあ、私は帰ったら美味しいお酒を飲んで、いつか来る厳しい環境に備え
最後までお読みいただきありがとうございました。